カラオケ店で歌を録音する方法(1)
前口上
カラオケ店で歌を録音する方法。
ということで少し自分の経験や調べたことから覚え書きしてみる。
まずは、準備編ということで、録音するにはどんな方法があるかというあたりから触れてみたいと思う。
また、ここで取り上げる録音の最終目標は、パソコンへの音声データの取り込みとする。
それぞれの特徴
ケータイで録音/録画する
ケータイのボイスレーコーダー機能や、ムービー撮影機能を使う。
コツとしては、なるべく振動に強い場所に置くこと。
あまり大きな音出すとすぐに音が割れてしまうので、カラオケと自分の声量に注意して、マイクやスピーカーから有る程度離れた場所で録音することが大事。
- 長所
- ケータイがあれば追加投資はゼロ
- とりあえず自分の声を聞いてみたいということならこれが一番簡単
- 「歌ってみた動画」を一発撮影するのならこれが一番お手軽な方法か?
- 短所
- 音質が悪い
- うまく録音するのは難しい。特にムービー録画だと至難。
- パソコンで扱えるファイル形式に変換する手段が無かったり、難解だったりすることも。
ボイスレコーダーで録音する
ボイスレコーダーを利用して録音する方法。
注意する点はケータイで録音する場合と同じ。
- 長所
- 簡単録音
- 高音質
- PC対応機種であれば、簡単にPCに取り込める
- 歌った時の雰囲気を残して録音できる
- 短所
- その部屋のノイズもそのまま録音されてしまう
録再MDやカセットを接続して録音する
RCAピンジャック(赤白)からミニピンジャック(3.5φ)に変換するケーブル(5m以上の長いもの推奨)を利用して、カラオケ機器と録再MDなどを接続して録音する方法。
PremiereDAMの場合は背面の「録音出力」と書かれた端子に接続し、ミニピンジャックの方を録再MDなどのMICまたはLine-in端子に接続する。
- 長所
- 高音質
- 録音端子のある機器さえあれば初期投資はケーブル1本だけで済み安価
- 短所
- 部屋の残響音など、空気感は失われた声になるので薄い音になる
- PCのMICやLine-in端子に接続して録音するという取り込み作業が必要になる
ノートPCを接続して録音する
RCAピンジャック(赤白)からミニピンジャック(3.5φ)に変換するケーブル(5m以上の長いもの推奨)を利用して、カラオケ機器とノートPCを接続して録音する方法。
PremiereDAMの場合は背面の「録音出力」と書かれた端子に接続し、ミニピンジャックの方をノートPCのMICまたはLine-in端子に接続する。
- 長所
- 高音質
- 録音端子のある機器さえあれば初期投資はケーブル1本だけで済み安価
- 直接PCに取り込むので変換作業や、PCへの録音作業が不要
- 短所
- 部屋の残響音など、空気感は失われた声になるので薄い音になる
- そもそもノートPCが無いと無理
MTRを接続して録音する
多チャンネル録音可能なMTR(MultiTrackRecorder)を接続して録音する方法。
カラオケ機器からの演奏出力が右と左で2チャンネル。そしてマイクの1チャンネル。合わせて3チャンネルを同時入力できるMTRがあれば便利。
同時録音2チャンネル、最大録音8チャンネルとかいうMTRも多いが、こういう場合最初に2チャンネル入力で伴奏を録音しておいて、それを聞きながらもう1チャンネルの歌を別のトラックに録音する、という方法を使う。
- 長所
- 高音質
- トラック毎に別々のデータとして録音するので後からバランス調節など、個々のトラックについて柔軟な編集ができる。
- HDD MTRやSD MTRなどPCとの親和性の高いデジタルモデルを選べば、PCへの転送も簡単
- 短所
- 高価
- 重くてデカイ。特に3チャンネル以上同時録音可能なモデルは重くてデカイものばかり。
- 安いデジタルMTRは、2チャンネルまでしか同時録音できないので、カラオケ録音の場合は一度の演奏では終わらない。
以上の方式から、自分のスタイルや予算に合わせて選べばいいかと。
次回はMTR選びの話。
私がなぜ今使ってるMTRを選んだか、というあたりをとっかかりにデジタルMTRについて書いて行く予定です。